マウスピースを装着してすぐは痛みや違和感がある場合もありますが、多くの場合は数日で慣れていきます。もしも痛みが長く続くようであればお気軽にご相談ください。

従来のワイヤー矯正では、一般的に月1回の調整が必要になり、そのたびに１時間ほどの来院が必要ですが、当院のインビザライン治療では、2〜3カ月に1度のご来院で治療を進めることが可能です。お忙しい方や遠方にお住まいの方にも、ご負担なく治療を続けていただきやすいのが特徴です。
※お口の状態や歯の動き方を確認し、より細やかな調整が必要と判断した場合は、月1度のご来院をお願いすることもございます。

基本的に食事と歯みがきの時以外は1日中装着をしていただきます。取り外す際は、マウスピースを紛失しないように専用のケースに入れて保管してください。

矯正治療で動かした歯には、元の位置に戻ろうとする自然な力が働きます。この「後戻り」を防ぎ、美しい歯並びを長く維持するために、当院では治療後の「保定期間」を設けております。治療完了後、歯並びを安定させるためのリテーナー（保定装置）を約1年間ご使用いただくことで、後戻りのリスクを最小限に抑えることができますのでご安心ください。

はい、当院ではデンタルローン（歯科治療専門の分割払い制度）をご利用いただけます。デンタルローンをご利用いただくことで、月々のお支払い額を最低3,800円からに抑えることが可能です。
治療費用にご不安がある方も、無理のないお支払いプランをご提案させていただきますので、安心してご相談ください。
詳しいお手続きやシミュレーションにつきましては、カウンセリングの際に丁寧にご説明いたします。

マウスピース（アライナー）を装着している間のお飲み物は、原則として「お水」または「人肌程度の白湯（40度以下）」のみとしていただくようお願いしております。マウスピースを装着している状態は、歯に唾液が循環しづらく、通常よりも虫歯のリスクが高まりやすい環境です。
砂糖を含むジュースやスポーツドリンクなどを摂取されますと、虫歯の発生に繋がるためお控えください。
また、無糖であってもお茶やコーヒーはマウスピースの着色の原因となり、一度付いた色は落ちにくくなります。 さらに、40度以上の熱い飲み物はマウスピースを変形させ、治療計画に影響を及ぼす恐れがあるためお控えください。
快適な治療のため、お水や白湯以外のお飲み物を召し上がる際は、必ずマウスピースを外していただくようお願いいたします。

マウスピースを装着したままの喫煙は、お口の健康および治療への影響を考慮し、当院ではお控えいただくようお願いしております。
コーヒーなどと同様に、タバコのヤニ（タール）はマウスピースの強い着色の原因となります。 一度付着した色は洗浄剤でも除去が困難です。
また、マウスピース装着中は唾液が歯に循環しづらく、通常よりも虫歯になりやすい環境です。喫煙は、このリスクを高めるだけでなく、歯茎の健康（歯周病）や歯の動きそのものにも悪影響を及ぼす可能性があります。
快適に治療を進め、健康な歯を維持するためにも、喫煙の際は必ずマウスピースを外していただくようお願いいたします。

インビザラインは、患者様お一人おひとりの精密な治療計画に基づき、当院が責任をもって管理しております。そのため、原則として他の医院へ治療計画を引き継ぐ「転院」が非常に難しく、大変恐縮ではございますが、お引っ越し先から引き続き当院へご来院いただく形をお願いしております。
当院としましては、患者様が治療を継続できるよう、通院間隔を可能な限り調整させていただくなど、ご負担を考慮し最大限配慮いたします。
ただし、アタッチメントの調整など、治療の進捗や処置のタイミングによっては、1カ月に1度のご来院をお願いする場合もございます。ご状況が分かり次第、まずはお早めに当院へご相談くださいませ。

矯正治療で動かした歯には、元の位置に戻ろうとする「後戻り」の力が働きます。この後戻りのしやすさには、治療で動かした歯の量や患者様のお口の状態によって「個人差」があります。中には使用頻度が少なくても後戻りしにくい方もいらっしゃいますが、多くの場合、保定装置の使用を怠ると後戻りが生じるリスクが高まります。
当院では、せっかく治療した美しい歯並びを、再度治療が必要な状態にしないために、「後戻りを予防すること」が何よりも重要だと考えております。
後戻りのリスクを最小限に抑え、美しい歯並びを長く維持していただくため、当院では「毎晩のご就寝中」の保定装置のご使用を推奨しております。

当院では、できる限り「非抜歯矯正」にこだわったマウスピース矯正を行っております。
横顔（Eライン）の改善を目的として健康な歯（小臼歯など）を抜歯することは、治療期間が長くなることや、健康な歯を失うデメリット、抜歯自体の患者様へのご負担（痛み）などを理由に、当院では積極的には行っておりません。
症例によっては抜歯をする方がより綺麗な横顔になるケースもあり、当院でも親知らずの抜歯を行って綺麗に歯を並べるケースもございますが、非抜歯矯正であっても、前歯の角度などを精密に改善することで、横顔のラインは十分に改善できる場合もございます。
患者様のご希望と骨格を詳細に診断した上で、最適な治療計画をご提案いたします。

IPRは、歯の最も外側にある「エナメル質」の範囲内で、歯の側面をごくわずかに（多くても0.25mm程度）研磨する処置です。エナメル質には神経が通っていないため、処置中に痛みを感じることはほとんどありません。
また、「処置後に歯がしみやすくなるのではないか」とご心配される方もいらっしゃいますが、適切な範囲内で行うIPRが知覚過敏や虫歯のリスクを増加させないことは、専門的な研究論文（※）でも報告されています。
この論文によれば、IPRを受けた61名中59名の患者様が「温度変化（冷たいものなど）に対する知覚過敏の増加はなかった」と報告しており、安全性の高い処置であることが示されています。
当院では、患者様のご負担がないよう、精密かつ安全に処置を行いますのでご安心ください。
（※参考文献：https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/
17276856/）