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何気ないことで歯並びが悪くなる?直しておきたい8つの習慣

歯並びは、遺伝だけで決まるものではありません。生まれてからの食生活や習慣・習癖などによっても大きく変わるものです。その変化には良いものと悪いものとがありますが、今回は悪い方に焦点を当てて、歯並びと習慣の関係をオレンジ歯科クリニックが詳しく解説します。

 

▼歯並びが悪くなる8つの習慣

 

このブログでは以前に、歯並びを悪くする3つの習慣について解説しましたが、今回はさらに広げて8つの習慣を取り上げたいと思います。

 

◎口で呼吸する習慣

 

口呼吸は「万病の元」とも呼ばれるように、お口のみならず、全身の健康にまで大きな悪影響を及ぼします。口腔には、鼻腔のようなフィルターが存在しておらず、大気中の細菌やウイルスがダイレクトに体内へと侵入してしまうからです。口腔乾燥を引き起こす点も口呼吸の大きなデメリットのひとつと言えます。口呼吸にはさらに口腔周囲筋を弛緩させることで、出っ歯や乱ぐい歯などといった歯並びを引き起こすリスクを伴います。

 

◎爪を噛む習癖

 

爪を噛む癖があるのは子どもだけではありません。大人になってもその習癖が直らずに、出っ歯や開咬(かいこう)などが誘発されることがあるのです。爪を噛む咬爪癖(こうそうへき)は、多くの場合で無意識に行ってしまうものですが、自覚したり、他人から指摘されたりしたらすぐにやめるようにしましょう。

 

◎舌を前に突き出す習癖

 

舌を前方に突き出す舌突出癖(ぜつとっしゅつへき)があると、かなりの確率で開咬(かいこう)が誘発されます。上下の歯列の間にちょうど舌が入るくらいのすき間が生じる不正咬合で、お口に深刻な悪影響を及ぼすことから十分な注意が必要です。

 

◎指しゃぶりをする習慣

 

指しゃぶりは、低年齢の子どもに見られる習慣ですね。離乳してからしばらくは、指をしゃぶっていても問題はありませんが、乳歯列が完成した後も継続するようであれば、積極的にやめさせていかなければなりません。指しゃぶりは、出っ歯などの歯列不正を引き起こすだけでなく、骨格的な異常にも発展しかねない、危険な習慣といえるでしょう。

 

◎片側の歯だけで噛む習慣

 

片側だけで噛む癖は、悪い歯並び・噛み合わせによって誘発されることが多いです。右側もしくは左側の方が噛みやすいからといってそれを習慣化させてしまうと、さらなる歯列不正・不正咬合を招きかねないため、できるだけ早期に改善しましょう。

 

◎頬杖をつく習慣

 

机の前にいる時は、誰もが頬杖をつきたくなるものです。頬杖をついて、頭を手で支えていると楽ですからね。けれども、その圧力は特定の歯や顎の関節にかかることになる点を見逃してはいけません。頬杖をつくごとに歯や顎関節に過剰な負担がかかり、噛み合わせの異常が顎関節症、顎骨の歪みなどを引き起こします。

 

◎やわらかいものを好んで食べる

 

あまり噛まずに飲み込めるものばかり食べていると、顎の骨が弱くなっていきます。その結果、歯並び・噛み合わせも乱れていくことでしょう。

 

◎姿勢が悪い

 

猫背などの悪い姿勢が習慣化していると、顎の位置がズレて、噛み合わせにも異常をもたらします。不適切な位置で噛むことによって、歯並びも徐々に悪くなっていきます。

 

▼まとめ

 

今回は、何気ないことで歯並びが悪くなる8つの習慣について、オレンジ歯科クリニックが解説しました。セルフチェックをしてひとつでも当てはまるものがあれば、今日からでも改善していきましょう。もうすでに悪くなった歯並びは、矯正治療でなければ改善が難しいです。