銀歯を入れたところに痛みが生じている場合は、銀歯を入れた時期によっても原因が変わってきます。今回は銀歯の痛みの原因と対策法についてわかりやすく解説します。
▼治療直後に痛みがある場合
銀歯を入れた直後、あるいは数日から数週間の時期に痛みがある場合は、単に歯の神経が敏感になっているだけかもしれません。
歯を削ったり、薬剤を塗布したりした際の刺激で「歯髄炎(しずいえん)」が起こっているケースで、1~2週間もすれば症状も弱くなっていきます。
ごくまれに、虫歯を削っている際に神経が露出して感染性の歯髄炎を起こすこともありますので、痛みがなかなか治まらない場合はすぐに主治医に相談しましょう。
▼治療からしばらく経って銀歯に痛みが出た場合
銀歯を入れて数ヶ月から数年経過した後に痛みが生じているようなケースでは、虫歯の再発が疑われます。セメントや接着剤が劣化して、銀歯とのすき間に虫歯菌が入り込んでしまうのがよくあることです。そのまま放置しても自然に治ることはないため、早急に歯科を受診しましょう。ちなみに、銀歯を入れた歯が重度の歯周病にかかっている場合も、強い痛みが生じることがあります。
▼まとめ
このように、銀歯を入れたところが痛い場合は、治療直後でない限り、何らかの異常が疑われます。その原因を突き止めるためにも、できるだけ早く歯医者さんに診てもらってください。
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