歯の本数は、年と重ねるごとに段々減っていきます。その原因は虫歯や歯周病、外傷などさまざまですが、いずれにせよ歯列内の欠損を放置することは絶対におすすめできません。
失った歯を何もせず放置すると、いろいろなリスクが生じるからです。

今回はそんな抜けた歯を放置するリスクや起こり得るトラブルについてわかりやすく解説します。

▼食べ物を噛みにくくなる

 

歯が抜けてまず実感するのは「噛みにくさ」です。歯が1本でも抜けるとそしゃく能率が大きく低下するため、食べ物が噛みにくいと感じる場面が多くなります。とくに奥歯を失ったケースではその傾向が顕著です。

 

▼歯並びが悪くなる

 

歯列は、隣り合う歯が互いに支え合うことでその形が保たれます。
歯列内に欠損があると支えとなる歯が失われることで徐々に傾いていきます。その結果、歯並びが乱れてしまうのです。さらには全体のかみ合わせも悪くなり、そしゃく障害に拍車がかかります。

 

▼見た目が悪くなる

 

歯が1本でもないと、口元の審美性は著しく低下します。抜けた歯を放置して歯並びが乱れると、見た目の問題もより一層悪化します。そうした「審美性の回復」という意味も含めて、失った歯の治療は必須といえるのです。

 

▼まとめ

 

このように、歯が抜けたあとに放置することはあまりにもリスキーなので、可能な限り早く治療を受けましょう。
失った歯の治療法は、ブリッジや入れ歯、インプラントなどから選ぶことができます。