虫歯は風邪とは違い、安静にしていても自然に治ることはありません。放置するほど病状も進行していくので注意が必要です。今回はそんな虫歯を放置した場合に起こること、考えられるリスク・トラブルを3つ解説します。
▼歯の痛みが強くなる
虫歯はエナメル質や象牙質にとどまっている段階では、それほど強い症状は現れません。冷たいものがしみる程度で、日常生活に支障が現れることもないでしょう。けれども、虫歯を放置すると歯の神経まで細菌に感染し、激痛を伴うようになります。多くの人はその歯痛に耐えられなくなり、歯医者さんを受診します。
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▼末期になると痛みがなくなる
意外に思われるかもしれませんが、虫歯を放置し続けて末期にまで至ると、それまで生じていた歯痛が嘘のように消えてなくなります。これは外からの刺激を感じ取る歯の神経が死んでしまったからです。決して自然治癒したわけではないのでご注意ください。
▼さらに放置すると周囲に感染が広がる
歯の神経が死んでもなお虫歯菌の活動はとまりません。歯の根の先や顎の骨に感染が広がり、根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)や顎骨骨髄炎を引き起こすことがあります。
▼まとめ
このように、虫歯を治療せずに放置すると、時間の経過とともに症状も深刻化していきますので十分ご注意ください。虫歯の症状に気付いたら、放置せずにすぐ歯科を受診するのが望ましいです。
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