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矯正中の歯磨きなどのセルフケアはどうすべき?歯医者が解説!

矯正治療を始めると、誰もがセルフケアに力を入れるようになります。なぜなら、セルフケアを不十分だと、虫歯・歯周病リスクが大きく上昇するからです。矯正中に虫歯になると、治療を中断せざるを得なくなるケースも珍しくないため、可能な限り予防したいものですよね。そこで今回は、矯正中の歯磨きなどのセルフケア方法について、オレンジ歯科クリニックが詳しく解説します。

 

▼矯正中のセルフケアの注意点

 

矯正治療中のセルフケアは、以下の点に注意しましょう。

 

◎歯磨きはこまめに行う

 

矯正治療を始める前は1日2回、朝と夜だけ歯磨きしていた人も、矯正治療中はもっとこまめにケアする必要があります。具体的には、何かを口にする度に歯磨きをするようにしましょう。矯正装置がお口の中にある状態では、食べかすや飲み物の成分がたまりやすくなっています。その状態を放置すると細菌が繁殖して、虫歯・歯周病リスクが上昇することでしょう。学校や職場などで頻繁に歯磨きをすることが難しい場合は、マウスウォッシュを使って軽くうがいをするだけでも良いです。

 

◎適切な器具を使い分ける

 

矯正器具を装着した状態での歯磨きは、普段よりも難易度が上がります。標準的な歯ブラシをいくら工夫して使っても、ほぼ100%磨き残しが生じることでしょう。そこで有用なのがヘッドの小さいワンタフトブラシです。文字通りブラシの部分が一束しかないので、矯正器具で入り組んだ部分にもすんなり挿入できます。普通の歯ブラシでは磨きにくい場所にだけ活用するのも良いでしょう。その他、ブラケット装置のために作られたインターブレイスや歯間ブラシ、デンタルフロスなども使用することで、矯正中のセルフケアは充実します。

 

◎定期的に指導を受ける

 

矯正治療中のセルフケアは、どんな人でも不十分になりがちです。どんなにブラッシングが上手な人でも、矯正装置がある環境でプラークフリーな状態を維持するのはほぼ不可能でしょう。ですから、3ヵ月に1回くらいの頻度でブラッシング指導を受けることが推奨されます。口腔ケアの専門家である歯科衛生士さんは、矯正装置を着けた状態でのセルフケアにも精通しています。ブラッシング指導を受けるついでに、クリーニングやスケーリングを受けるとなお良いですよ。矯正中の着色が気になる人は、自費診療のPMTCで、エアフローを受けると良いでしょう。

 

▼マウスピース矯正のセルフケアについて

 

マウスピース矯正は、歯磨きをする際に装置を外せるため、セルフケアの方法も普段とあまり変わりません。歯ブラシやデンタルフロスなどを活用して、プラークフリーな状態を維持しましょう。ただ、マウスピース矯正の場合はマルチブラケット装置とは異なり、装置自体のセルフケアが必要となります。マウスピースはお口から取り外すたびに水洗いし、やわらかい歯ブラシなどでブラッシングしてください。1週間に1~2回は洗浄剤による化学的洗浄も行うようにしましょう。

 

▼まとめ

 

今回は、矯正治療中の歯磨きなどのセルフケア方法について、オレンジ歯科クリニックが解説しました。矯正中は、セルフケアをする上で注意すべき点が多々あります。治療の途中で虫歯や歯周病にならないためにも、正しいセルフケア方法を身に付けることが大切です。矯正中のケアについてさらに詳しく知りたい方は、いつでもお気軽に当院までご相談ください。